…………………………………………………………………………………………………………………………………… 美術折々_195 ~ 伐採地から ~ この裸の土地の中で唯一の。 渇き切った双子の樹木だけがずっと夜のともだちだった。 彼らが刻む影は、僕にそっくりだった。 いや僕じしんの影が、彼らだったのかも知れない。 なぜ、日々というものは。 これでもか、これでもかというほどリアルな虚偽と欺瞞が。 これでもかこれでもか、というほどリアルな虚偽と欺瞞が。 おおくの罪のない影までをも踏みにじるのか。 きょうはその証拠のひとつとして、この写真を。 高貴な方々に差し上げようと思う。 ~ #lightbox(shadow_0070.jpg,,60%)