斎藤秀三郎 のバックアップ(No.6)


斉藤秀三郎展 「無常」

期日:2014.3.10~3.23
場所:アートスペース獏

小学校の友達も殆ど亡くなりました。今回はその人たちの生き抜いた魂に灯明を捧げることにした。それに灯篭を用いたのは故郷の「六月灯」に因んだ。

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斉藤秀三郎展 「無常」

期日:2012.10.8~10.22
場所:アートスペース獏

あの世からこの世を眺める亡き人と家族の肖像画で飾られた空間!死に対する尊厳と自然と共に生きている現在との対比を灯篭という形式で表現。死者を描く外枠の描線に工夫が凝らされている。生前の肉体の痕跡を外線で描き中の肖像は線での輪郭はない。肉体はなく魂だけが存在する状況をあらわしている。死者はブルーが強調され生者はレッドが強調されている。色による死と生の表現,輪郭ありとなしの死と生の表現。今回の見所はそれに加えて灯篭の火が灯され死者の住む場所に光を与えていること。生きている世界では見るが主客で死者を弔うが逆に死者の世界では生者を見守る。見る見られるの空間が見事に演出されている。空間インスたレーション?見る側と見られる側に目に見えない障害物とか壁があったりするかも知れない!

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斎藤秀三郎展

期日:2011.3.7~3.20
会場:アートスペース獏

「生者必滅」という冷厳な掟を斎藤さんがどこまで受容できるか?我が身がこの世から永久に消え去っていくということを自問自答する「生と死と愛」をテーマにした作品の展示です。

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16年前に亡くなった妻麻子さんの着物や玩具を素材にしたオブジェ3点、庭にある蝉の抜け殻を黒い木枠の棺桶に見立てた箱に入れた7点の作品、咲いて枯れていく百合の花の姿を11枚の「連続絵画」にしている。

NOKO PROJECT -OFFWALL

期日:2009.8.24~9.6
会場:アートスペース獏

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能古島という自然の中で展示されている作品が都会の小さなスペースに展示され逆に作品が森を作ったようになっています。こんな面白い展開になるとは意外でした。能古島で見られた方は別の視点から面白いと思われるかもそうでない人はこれだけでも面白いと思います。木材に孔を穿ったアキライノウエ。詩を書いた作品大瀧純、布をボックスにした神崎東洋彦、木に貼り付けたシルクの作品木寺正喜、立体の小西龍太郎、キャベツの斎藤秀三郎、木枝に加工した首藤マヤ、新しい表現を追及する若い写真家長谷川治胤、黒い円錐ボックスの中からはみ出す不思議な布のオブジェはやし史、ステンドグラスのオブジェというか3メートル近い高さのガラスの柱松尾雄一、木とラップによる彫刻みたいなオブジェ光と透明の面白さを作品、綺麗な色の染色で作られるオブジェ風の作品吉原みずゑ氏達の作品の響き合いを楽しんでください。



斎藤秀三郎展 「不安なキャベツたち」

期日:2009・4・20~5・3
場所:アートスペース獏

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25年間キャベツのみをモチーフにして、この時代を考えてきたことをキャベツに反映させる作品。
今、地球規模で自然環境の問題を抱えています。「そのしのびよる破局」と言ってもいいほどの危機感を持つ作家は「不安な・・・・・・」とタイトルをつけあえて「豊かさとは何か」を問いかけています。困難な時代に向かい合う強い意志によって新しい生き方を生み出すチャンスに出来ることを望んでいるのです。


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このオブジェが売れました。
斎藤さん曰く「わたしのオブジェが売れるなんて!」
はにかんでいる87歳は可愛い感じでした。