元村正信の美術折々/2020-07-11
をテンプレートにして作成
開始行:
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美術折々_285
~
何も知らずなにも
~
1972年の小田律子。
若い小田夫妻が始めたばかりの喫茶「貘」の当時のカウンター...
絵にかいたような学生街の喫茶店そのものだった。
その4年後には、福岡市中央区天神3丁目に現在の「アートスペ...
そこに小田律子がひとりで移り、歴代の若いスタッフたちとと...
しかし僕はこの写真を見て愕然とした。じぶんの記憶というも...
この笑顔が思い出せない、いや彼女のすべてを。
たしかに僕もそこにいて、その笑顔を何度となくこのカウンタ...
それでもここにあるのは笑顔だけではない。
しっかりと遥か先を見つめる落ち着いて大人びたひとりの若者...
僕はいまも変わらず小田律子を見つめている。ずっとこれまで...
ありていに言えば、彼女の苦も歓びもそして哀しみも見てきた...
何も知らずなにも覚えてなどいなかった、というべきか。
でもこの写真が出てきたから。
僕はもう、1972年の小田律子の笑顔を忘れることはないだろう。
こうして思い出というものはある日始まるのだろうか。
#lightbox(ritsuko_1972.jpg,,55%)
Tagashira ©︎
終了行:
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美術折々_285
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何も知らずなにも
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1972年の小田律子。
若い小田夫妻が始めたばかりの喫茶「貘」の当時のカウンター...
絵にかいたような学生街の喫茶店そのものだった。
その4年後には、福岡市中央区天神3丁目に現在の「アートスペ...
そこに小田律子がひとりで移り、歴代の若いスタッフたちとと...
しかし僕はこの写真を見て愕然とした。じぶんの記憶というも...
この笑顔が思い出せない、いや彼女のすべてを。
たしかに僕もそこにいて、その笑顔を何度となくこのカウンタ...
それでもここにあるのは笑顔だけではない。
しっかりと遥か先を見つめる落ち着いて大人びたひとりの若者...
僕はいまも変わらず小田律子を見つめている。ずっとこれまで...
ありていに言えば、彼女の苦も歓びもそして哀しみも見てきた...
何も知らずなにも覚えてなどいなかった、というべきか。
でもこの写真が出てきたから。
僕はもう、1972年の小田律子の笑顔を忘れることはないだろう。
こうして思い出というものはある日始まるのだろうか。
#lightbox(ritsuko_1972.jpg,,55%)
Tagashira ©︎
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