元村正信の美術折々/2020-10-11 の変更点


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美術折々_299
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それはメルヘンではなく
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天使は目には見えない。天使は正義でもないし悪でもない。ただ神の使い、神の手足となって働くものたち。魂を持つ霊的な被造物と言われてきた天使。

しかしユダヤやイスラムそしてキリスト教などとは関係の稀薄な僕のような者にとっては、その「天使」も古代の神話や歴史的な絵画に登場する無翼の少年あるいは有翼の童子たちのイメージ程度でしかない。

そのイメージといえば。カワイイ、やさしい、癒し、神なき神の使者といった幻想、メルヘンあるいはファンタジーというところだろうか。だが西洋世界では、神が死んだ現在も「天からの使者」の役割をになっているようだ。
そのイメージといえば。カワイイ、やさしい、癒し、神なき神の使者といった幻想、メルヘンあるいはファンタジーというところだろうか。だが西洋世界では、神が死んだ現在も「天からの使者」の役割をになっているようだ。たとえ天が病んでいようと。

さて。僕の今回の個展のタイトルにはその「天使」という言葉を使っている。それも天使ならざる、『非天使』(テンシニアラズ)とした。といってもエンジェルを描いているのではない。

さあ、どんな個展になるだろうか。
もちろんいまだ、出来上がってはいないが。
あともう少しだ。