…………………………………………………………………………………………………………………………………… 美術折々_168 ~ ただいま格闘中(続) ~ きょう、やっと新しいSafari12に対応できた。いま再びこうして書き込めるようになった。 あらためていまの私たちはなぜ、日々このような見えない力に振り回されなければならないのだろうかと思う。 自然にしろ人為的災害にしても、突然の猛威や変異あるいは劣化、更新という名の不具合と出合った時、その動揺の強弱大小にかかわらず私たちの転倒やつまずきといったものは、じつはどれも脆弱さをさらけ出すという意味で、なんら変わりはないのだというところまで来てしまったのだろうか。 そのように自然と人工の違いすら区別することができなくなったとき、自然と芸術との区別以上に「芸術」と「芸術ではないもの」とを、私ちはいったいどう区別し見極めることができるのだろう。もし出来るとしたら、それはどんな力なのだろうか、と考えたりするのだ。 そのように自然と人工の違いすら区別することができなくなったとき、自然と芸術との区別以上に「芸術」と「芸術ではないもの」とを、私たちはいったいどう区別し見極めることができるのだろう。もし出来るとしたら、それはどんな力なのだろうか、と考えたりするのだ。 そしてもし、「芸術」と「芸術ではないもの」とを区別できないのだとしたら、区別できなくなるのだとしたら、この世に「芸術」は無きものとなる。芸術の劣化といわれるものの先にあるものも、おそらくそう遠くない「芸術なき」未来の世界ということになる。