元村正信の美術折々/2018-08-07 の変更点


……………………………………………………………………………………………………………………………………

美術折々_161

~

芸術とは何か、を語るために

~
気象がなんだ、市場がなんだ、商品がなんだ、労働がなんだ、交換価値がなんだ、生産性がどうした、
いったい誰のせいかしら。真実も、異常も、美も、痛苦も、そして虚偽、欺瞞も、どれも似たり寄ったりで。
いまこのときこそ、すべての感性はそれらに対し蜂起せよ、《感性をして抵抗せよ》。

またしても、芸術とは何か。このクソ暑い夏でも、それでも芸術は必要なのか、必要とされているのか。
抵抗なき感性に、芸術を名のり主張する資格などない。抵抗する感性のみが結晶するのだ。
抵抗なき感性に、芸術を名のり主張する資格などない。抵抗する感性のみが結晶する。
それが〈芸術〉というものの形状なのだ。

ああ、壁がめくれているのではない、あらかじめそこに「家」があったから。
〈芸術〉というものはこれにも似て、どこかに現れているのにほとんど誰も気づかないものなのだ。
僕がいっているのは、壁のことではない。
もう一度言おう。こころある感性は蜂起せよ、《感性をして抵抗せよ》と。
~
#lightbox(outside_0026ss.jpg,,48%)