江上計太
1951年 福岡県大牟田市生まれ
1977年 東京芸術大学美術学部芸術学科卒業
最近、漠然と「絵」について考えることがある「平面」でも「絵画」でもない「絵」についてである。かりに「絵」-「絵画」-「平面」という順序で概念的な抽象度が増加すると仮定して「イコン」、「インデックス」、「シンボル」という記号の3類型を対応させると「絵=イコン」、絵画=インデックス」、「平面=シンボル」という図式が得られる。この図式を採用すれば、絵は「描写」するもの、絵画は塗るもの」
平面は「構成」するものとして区別可能となるだろう。「平面」に「立体」が、「絵画」には「彫刻」もしくは「彫塑」が対応するとして、「絵」に対応する概念は果たして何なのだろうか?・・・続く