美術折々_18
宿題のおわりと、はじまり
思えばこのブログも、2ヵ月ものあいだ放置したままだった。
いつものことだけれど僕の場合、個展が近づくにつれて「言葉」というものから段々意識が離れていく。
話したり、書いたり、本を読むことさえ億劫になり、どれも手につかなくなってきて、ある種の失語状態に
落ちいってくる。濃密な制作の時間というものは、他のものを否応なく疎外してしまう。
いやいや、要するに、日頃でもない余裕が、ますますなくなってくるという訳だ。
その個展も、やっときのう無事に初日を迎えることができた。
作品の「出来」については、見てくれる方々に委ねるしかない。
いまは少しの安堵に息をつきながら、またこのブログも少しずつ書いて行くことにしよう。
もし、お時間あれば、足を運んでいただき、ご批評をいただければ幸いです。
元村正信