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美術折々_184
抵抗する感性の結晶を
この一年、『元村正信の美術折々』を見ていただき、読んでいただき本当にありがとうございました。
お礼申し上げます。
僕はつねづね異端や異質、異形であることは、芸術においては真正の証しであると考えているので、そのことで
作品やその仕事が疎外されるというのはまさに蔑視だと思っています。
これからますます芸術は無化されて行くことでしょう。この芸術なき時代の「芸術」は、一体どのような相貌をもって現れるのだろうか。それは哀しみでありまた楽しみでもある、とひとまず言っておきます。
さてさて2019年が、すでに明日からのことなのですが。この虚偽と欺瞞に溢れた現在とそして未来に、どう抗ってゆけるのか。抵抗する感性の結晶を、見みたいものです。